4年ぶりの初級セミナー終了から1か月、修了生対象の「Eキット勉強会」を開催され、第14回初級セミナーを修了した7人が参加しました。
Eキットとは、コンチネンスケアに関する市民への啓発活動のために、日本コンチネンス協会が作成した研修資料です。初級セミナーの受講を終了した協会員が、地域に根差した活動を行う際に活用されています。
初級セミナーである程度の知識を学びますが、それを「誰かに説明する」となるとただ読むだけではない大切なことが見えてきます。同じ説明をしても受け取る側によっては「当たり前」だったり「チンプンカンプン」だし、より詳しく知りたいことは対象となる集団によって全然違いますし、厳密に言えば参加者一人一人違います。最初は信じられませんでしたが、少しの工夫でどんな人にでもピッタリな資料に作り替えられるポイントや、どんな場面にも対応できる応用術を知れた事は勉強会でしか得られない大きな収穫でした。
と恰好付けたのですが本音はセミナーで習ったことは半分以上忘れていてすぐに思い出せません。覚えていると思ったことでも手を挙げて発言するまでの自信は無いし、間違えたらいやだから言わないでおこう、誰かが言ってくれるだろうなどの思いが先立ってしまい、勉強会というより説明会のような感じになってしまいました。しかし先ほど挙げた大きな収穫があったのは事実ですし、自身の再学習への思いを奮い起こせた事、「まずは身近な人の排泄に対するストレスを減らそう」という視点を確固たるものにすることが出来、コンチネンス協会の活動理念「すべての人が気持ちよく排泄のできる社会へ」の入り口にピッタリの勉強会でした。
私たち協会員や修了生は、一人ひとりの手に届く「排泄のことで困らない」社会作りを広めていくための活動を行っています。私はまず、来年度の道北エリアでのミニ講座開催に向けて準備を始めたところです。(受講生N)
「私も研修会や市民講座を開きたい」という初級セミナー終了されたみなさん、ご興味を持ってくださった方は、このホームページの「お問い合わせ」フォームからご連絡ください。ご連絡お待ちしています。