2019年5月14日 今年度1回目のコンチネンス教室が開催されました。
今回は、
排泄ケアについて(1) 事例からみた排尿日誌の読み方 でした。
北海道泌尿器科記念病院 皮膚・排泄ケア認定看護師の立﨑恵美子さんにご講演いただきました。36名の方に参加いただきました。
講義では、排尿日誌からわかることの説明からはじまり、排尿日誌をつけ続けるポイント!を丁寧に説明していただきました。
排尿日誌をつけることは、なかなか根気がいりますが、排尿状況や問題が整理されます。結果、受診時の情報提供になり、本人や家族、ケアする側が客観的に現状を知ることが可能となり、困りごとへの対応に繋がると再認識しました。
講義の後半では、5つの事例を提示していただき、排尿日誌を読んでみました。事例ごとに参加者それぞれで情報の整理の仕方とアセスメントを行い、隣に座っている方々と確認をした後に講師の立崎さんから回答の説明をいただきました。排尿日誌を行うには動機付けなども重要になりますが、ケアする側がその必要性や結果からケア内容もしくは治療に繋げることもできるので、なかなか優れモノだと感じました。
今回は、展示協力によりボストン・サイエンティフィック様に「人工尿道括約筋」の紹介をいただきました。北海道でも4か所の医療機関で手術が行われているとの説明でした。治療も進化してますね。
NPO法人日本コンチネンス協会北海道支部 副支部長 井口久美