コンチネンス初級セミナーin札幌終了

第11回北海道コンチネンス初級セミナーin札幌が終了しました♪

 

みなさま こんにちは。この夏、コンチネンス協会北海道支部では、7年ぶりに「北海道コンチネンス初級セミナーを開催いたしました。今回は、遠くは横浜からその他全道各地から33名の受講生の方が集まってくださいました。「職場の上司からの勧めで」という方や「今まで何度か協会の勉強会に参加して、さらに深く学びたかったから」という方など、受講動機は様々でしたが皆様とても有意義なセミナーを体験されたようです。

1日目の7月22日は、出会いのゲームでアイスブレイクを行い、「排泄障害から生じる問題について」グループワークを行いました。午後からは、広田医院副院長の森田先生から「排尿のメカニズム」「排尿・蓄尿障害」についての講義を行いました。最新の治療を含めたとても奥深い内容でした。

2日目7月23日は、「尿失禁のアセスメント」「排尿チャートの読み方」についての講義とグループワークでした。グループ内の雰囲気はとても良くて一人一人の力が発揮され、笑顔あふれるグループワークでした。

3日目は2週間あけて8月5日、作業療法士の講師より「排泄障害と日常生活のケア」について事例を用いた講義とグループワークを行いました。そして、各展示業者より排泄ケア用品の説明があり、用具使用に関するアセスメントの講義がありました。

4日目8月5日は、社会福祉士より「排泄問題における社会資源の活用」について講義とグループワークを行いました。

排泄問題には多職種で関わることが大切なので、当協会のセミナー講師は医師・看護師のみならず作業療法士・理学療法士・介護福祉士・社会福祉士など多職種が講師を務めます。各職種によってアプローチの仕方が変わるのと、見る視点が違うことに気づいて頂ければ幸いです。受講生も看護師,介護福祉士,おむつメーカー業者,家族の会,当事者の方など色々な方々がいらっしゃり、グループワークでその立場の方々からの意見を聞けるというのはとても視野が広がると思います。

 

コンチネンス協会のセミナーは、「ただ受講して終わり」ではないのが特徴です。知識だけを持ち帰っても、この地道で個別性重視のケアは現場にもち帰ってもなかなか浸透はしません。挫折しそうなことが多々あります。それを支えてくれるのが、一緒にこの場で感動と共に学んだ仲間達です。グループワークでの笑顔、懇親会での大笑い、次につなげていくパワー全開のこの仲間達とずーっとずっと活動を続けていきたいなぁと切に願っております。11月フォローアップセミナーで再開できることを楽しみにしております♪

素敵な出逢いに感謝です。皆様も来年はぜひ参加してくださいね。

 

北海道支部長  青山 由紀子