コンチネンスデイ開催報告

 11月4日コンチネンスディの企画で市民講座を開催いたしました。

題目は「認知症の知識と排泄のケア」。
雨降りにも関わらず68名様の参加がありました。

 市立札幌病院の精神看護専門看護師の東谷敬介先生から、
今後益々増えていくと推定されている「認知症」について分かりやすく教えていただきました。
“物忘れがあるからと言って認知症ではない”しかし“行動の変化“”食生活の変化“が
認知症の症状であることもあります。
関わり方のコツ、予防方法(食習慣、運動についてなど)、
また楽しいこと、新しいことをすることは大切であるなどと教えていただきました。

「ひとりで悩まないで相談を!」というメッセージに「励まされました。」と参加者様からの声を頂きました。

また、当コンチネンス協会コンチネンスアドバイザー大科宣子からは、
「頻尿、尿失禁について 」種類や原因疾患、薬剤などの説明があり、
水分の取りすぎや、緊張、加齢にも一因があることなどを教えて頂きました。

過活動膀胱の症状に適切に対処されていないケースが多い現状があり、症状があれば泌尿器科を受診することの勧め、その他、骨盤底筋体操の実演指導がありました。

 これからもコンチネンス協会は「すべての人が気持ちよく排泄できる社会づくり」をめざして活動して参ります。

コンチネンス協会北海道支部 下村 環