第14回ネスレ臨床栄養セミナーin旭川

開催:平成26年5月31日(土)
開催場所:旭川市勤労者福祉会館 大ホール
nestre4講師:西村かおる先生 (NPO法人日本コンチネンス協会会長)
小野寺有香先生 (医療法人健康会 くにもと病院 皮膚・排泄ケア認定看護師)
応募総数: 160名
参加人数: 145名 (医師 5名,看護師 100名, 栄養士40名)

一般演題として、
1)小野寺先生より くにもと病院で月2回開催されている『バナナ教室』について紹介ととも、実際に教室で指導している内容について講義されました。
○正常な排便について ○便秘の種類と対応について
○下剤の種類と副作用について ○実際の相談と対応方法について
○排便日誌について

2)特別養護老人ホーム愛善園 傳住先生より 『経管栄養の入所者様の排便サポートを試みて』
3)旭川脳神経外科病院 長多先生より 『MNAを実施してわかったこと 低栄養と排便回数の関係』

特別講演として
西村先生より 『寝たきり高齢者の排便アセスメント&ケアの実践』について 講義がありました。
排便ケアについて、『3日出ないから下剤与薬』というルールがどこの病院施設でも蔓延していないでしょうか?大腸刺激性下剤を毎日与薬されていないでしょうか?排便についてアセスメントを行うために、腹部触診と直腸診を行って、便秘の種類を見極めてから対応をしているでしょうか?
『下剤に頼らない排便ケア』を行っていくためには、排便日誌の活用は必須であり、アセスメント能力が大切です。

コンチネンス協会の私たちと一緒に学んでいきませんか?

これからも、皆さんと一緒に学ぶ機会を作っていきますので是非参加してくださいね(*^_^*)

西村先生が講義の最後に、愛猫が亡くなる直前までトイレまで毎回行き、間に合わずに直前で漏れてしまう姿を見ていて、「猫でさえもこうして最後の力を振り絞ってトイレで排泄をしようとしている。私たち人間ならもっとそう思うでしょう。排泄ケアは尊厳を守ることなんだと改めて思った」というエピソードを教えてくださいました。

皆さんの心に残りますように・・・

北海道支部長  青山 由紀子

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