第13回ネスレ臨床栄養セミナーin北海道(札幌)

20140329
開催:平成26年3月29日(土)
講師:西村かおる先生(NPO法人日本コンチネンス協会会長)
    畠山誠先生(社会医療法人 禎心会病院 皮膚・排泄ケア認定看護師)
今回のテーマは「排便」でした。
講師陣も豪華で内容も非常に濃厚で、目からウロコのお話が満載でした!
主に、以下のような内容が中心でした。
○便秘と下痢の種類と原因
○排便コントロール(トランジットコントロール)について
  ・腸内環境整える~乳酸菌、ビフィズス菌、食物繊維、オリゴ糖、グァーガム(PHGG)
  ・運動と正しい排便姿勢
○下剤、整腸剤の種類と特徴
○排便フィジカルアセスメント
排便に関して現場では、下剤、整腸剤などの対症療法のアプローチにとどまり、「なぜ便秘・下痢が起きているのか?」という部分が軽視されているように思います。
そこで、下剤に頼らない排便ケアの実践に向けて、正しいアセスメントができること、そして、腸内環境を整えるために水溶性食物繊維(グァーガム)を活用し、実践と評価を積み重ねていくことからはじめたいと思います。
講師の方たちのお話を聞いて痛感したのは、
「生きるためには、食べて出す(排便する)、おいしく食べるためには、口腔ケアが大事」ということです。
私たち医療者・介護者は、排便、食事、口腔ケア、と、そこだけにに目が行きがちですが、快適な排便を促すために、食事や口腔ケアも含め、患者・利用者の全体像をアセスメントし、ケアを提供していけるよう、成長していきたいです。
中川 恵(遠軽厚生病院)

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